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スペシャルコンテンツ

1本の映画ができるまで

企画(アシスタントプロデューサー)
岸田 一晃
映画調整部 映画調整室 2013年入社

企画の制作から公開までのプロデュース業務。観客に届けたい題材のリサーチを始めとして、脚本開発、キャスティング、制作過程や宣伝活動までさまざまな業務を担当。プロジェクトの始まりから観客に届く最後に至るまでの一連の流れ全てに関わります。

※このコンテンツは2017年に作成されたものであり、社員の所属部署、役職は2017年当時のものです

企画(アシスタントプロデューサー)・岸田の繁忙期グラフ

  繁忙レベル 主な仕事
2016年7月 レベル70 年始から進めていた脚本作成も佳境に入ると同時に、キャスティングも大詰め。オーディションを多数実施
2016年8月 レベル100 脚本の最終段階大詰め作業
2016年9月 レベル100 クランクイン。怒涛の撮影スケジュールが始まる!
2016年10月 レベル100 クランクアップ!約2ヶ月間の撮影が終了
2016年11月 レベル80 撮影した映像の編集作業開始。まずは映像を仕上げます
2016年12月 レベル70 製作委員会を組成。公開に向けて宣伝チームが立ち上がります
2017年1月 レベル80 アフレコ作業
2017年2月 レベル100 ダビング作業。仕上がった映像に音をつけていきます。最終段階!!
2017年3月 レベル100 映画完成!! 特報や予告がリリースされていき、いよいよ『君の膵臓をたべたい』の映像が世の中に
2017年4月 レベル60 主題歌アーティスト発表
2017年5月 レベル50 製作委員会各社で書店周り、広告周り、WEB周りの戦略を実施
2017年6月 レベル50 全国キャンペーン開始
2017年7月 レベル60 7月28日ついに映画公開!!

2016年7月

『君の膵臓をたべたい』は2016年の頭から脚本作成に取り掛かっていました。脚本作成はいわば作品の「設計図づくり」です。作品を通じて我々が伝えたいことを明確にしながら、多くのお客様に観てもらうための表現方法を脚本家の方と綿密に練り上げていきます。例えば、原作で文章として表現されている登場人物の心情を、映像ではどのように表現すべきか、といったことを考えていきます。セリフなのか、キャストの表情なのか、それとも場所などの環境や雰囲気で感じ取ってもらうのか。時には激しく議論しながら、ベストな脚本を作るために奮闘します。作品の骨子を作り出す重要な作業なので気が抜けません。
また、脚本作成と並行してこの頃はキャスティングも行いました。キャスティングはいわば同じ船に乗る仲間を探す仕事です。誰がキャラクターに息を吹き込めばこの作品の魅力が最大化されるのか決断をしていくこともプロデューサーの大事な仕事の一つです。今回はオーディションでキャストを決定する機会が多かったので、作品のイメージと合致する仲間を丁寧に選んでいきました。

2016年9月

9月になるとついに撮影がスタート。先ほど脚本作成を設計図づくりだと表現しましたが、完成した脚本(=設計図)をもとに、実際に映像を撮影する(=家を建てる)のは映画監督の仕事になります。撮影現場の主導権は映画監督にお任せし、我々プロデューサーは撮影に向けて準備してきたもの(脚本など)が現場でどう形になっていくかを確認すると同時に、その後の編集作業も考慮してどのような映像を撮影しているのかを現場で直接確認していきます。その他にも、この『君の膵臓をたべたい』という作品をお客様にどのように伝えていくべきかをキャストと話し合ったりもします。この時期は撮影現場とその後のスケジュールの両方を考慮しながら行動することがとても重要になります。

2016年12月

製作委員会とは、映画を製作する上で必要な費用を、テレビ局・出版社・新聞社・広告代理店などの企業と分担して出しあい、ひとつの映画作品をヒットさせるために集まった仲間です。この作品を大ヒットさせるためにはどのような企業とタッグを組めば良いのか検討をしていきます。製作委員会を構成する各社がそれぞれの「強み」を発揮することで、良い環境や条件で映画を製作することができるほか、作品のヒットに向けて宣伝面でも協力し合うので、この「仲間探し」はとても重要な業務になります。『君の膵臓をたべたい』においては、一般的な時期よりも早いタイミングで製作委員会を組成し、全体としては毎月1回の話し合いの場を設けることで、作品のヒットに向けて準備を進めていきました。具体的には、作品のターゲット層や原作の高い認知度を考慮し、原作書籍の販売やWeb、タイアップを通じて、『君の膵臓をたべたい』という強烈な作品タイトルの認知度をさらに拡大させる施策を考えました。何度も話し合いを重ねていき、チームとして作品の大ヒットを目指します!

2017年3月

ついに映画本編が完成しました!作品が無事完成したら、今度は宣伝のみなさんにバトンを渡します。もちろん公開まで作品には関わっていきますが、今後主体となって作品を盛り上げてくださるのは宣伝のみなさんになります。しかしながらお客様の「観たい!」という気持ちを最大化させるためにはどういう宣伝ができるだろうか、という方針や具体案については宣伝のみなさんと公開されるまで共有していきます。企画と宣伝という二つの仕事は、例えるなら車の両輪だと思います。ひとつの作品に対して企画と宣伝が足並みを揃えて作業していかないと多くのお客様のもとには届きません。社内外関わらず、多くの人達と一丸となって公開に向かって突き進みます!

この仕事の醍醐味

『君の膵臓をたべたい』においては「人が生きるとは」というメッセージを多くの観客に届けたいというプロデュースサイドの思いを発端に、さまざまな人間が集結して一つの映画を完成させました。映画を作り上げるためにはさまざまな準備と議論があります。脚本会議に、キャスティング会議。撮影が終われば編集会議に、ダビング会議に宣伝会議。時には白熱してぶつかり合い、作品を愛する多くのスタッフとともに『君の膵臓をたべたい』を世に届けるために奮闘します。プライドを持ってリードしたプロジェクトがお客様のもとに届き、感動の声をもらう。全員の力が結実したその瞬間を目の当たりにすることが醍醐味だと思います。

4人の繁忙期グラフ

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