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1本の映画ができるまで

国際
中澤小枝
国際部 国際営業室 配給ライセンスグループ 2008年入社

映画作品の海外への配給と、それに付随する権利交渉や折衝の他、宣伝部や映画営業部と連携し、海外映画祭に展開するための戦略立案も行います。海外の配給会社と日本の製作委員会をつなぐパイプ役を担います。

国際・中澤の繁忙期グラフ

  繁忙レベル 主な仕事
2017年2月 レベル80 海外セールスに向けて各種資料の準備
2017年3月 レベル100 セールス開始!海外マーケットでバイヤーと交渉
2017年4月 レベル80 カンヌのフィルムマーケット出張に向けて各種資料の準備
2017年5月 レベル100 いざカンヌへ。忙しさピーク!
2017年6月 レベル80 マーケットでの商談をフォロー
2017年7月 レベル80 海外での配給に向け、契約締結作業を進行
2017年8月 レベル60 公開各国の結果を回収
2017年9月以降 レベル40 各国でのBlu-ray・DVDのリリースなど。これ以降も、配給を希望する会社からの問い合わせには随時対応するので終わりはありません。

2017年2月

海外のバイヤーに「この映画がほしい!」と思ってもらうために、作品の魅力を最大限伝える資料の準備をします。英語版のチラシ・ポスターを準備するほか、予告編などの映像資料を字幕監修した上で用意します。原作が海外でも発売されている場合には、各国の市場状況のリサーチも行い交渉の材料にします。
また、相手のバイヤーが今までどのような作品を買い付けてきたのか等、相手の情報収集も欠かせません。多角的な視点を持ちながら、交渉を優位にする準備を進めていきます。

2017年5月

約2週間のカンヌ(フランス)出張へ向かいます。カンヌと聞くと華やかな映画祭のイメージがあるかと思いますが、実際はその裏にあるマーケットに参加します。
期間中は毎日朝から他国のバイヤーと面談を重ね、時にはランチやディナーも一緒にとりながら各国の市況やヒット作の傾向など様々な情報交換をします。限られた時間を有効に使うべく、期間中はバイヤーとの面談、商談でスケジュールはびっしり!ハードですがバイヤーに直接作品を売り込む数少ない機会なので今後の注目作をしっかり紹介します。

2017年7月

基本条件で合意ができるとすぐに、契約締結に向けて契約書の草案をやり取りします。契約書ももちろん英語なので、内容に誤りがないかどうかは特に注意して読んでいます。無事に契約締結できたら次に行うのは権利料・素材代の回収・および手配です。
締結内容に沿って入金してもらいます。入金を確認して初めて上映用素材を作成、発送するのですが、海外からの入金なので完了するまでに時間がかかります。先方の担当者によっては権利金さえ支払えば素材を入手できると思っている場合もあるので、担当者への説明、調整などの業務も含め細やかな対応が必要になります。

2017年9月以降

国際部での業務は、契約が締結できたら終わり、ということはありません。
Blu-ray・DVDを例にとると、各国のリリースプランによっては、かなりの時間が経ってから製作に向けて動きだす地域も作品もあります。
また『君の膵臓をたべたい』のような新作ばかりでなく、過去に公開された作品でも、権利さえ空いていれば、同じように契約交渉を行い、配給権を許諾することもあります。いつ、どの作品の問い合わせが来ても対応できるようにしておく必要があります。

この仕事の醍醐味

自分が売らないと、その国での公開をなし得ないところでしょうか。
海外のバイヤーに向けての作品紹介から始まり、公開までの全てのプロセスに関わるというのは珍しいことだと思います。作品次第、お客様次第の部分ももちろんありますが、自分の努力が実を結び公開した東宝作品が海外で高い評価を得たときには素直にうれしいです。海外で多くのお客様に東宝の作品を観てもらうチャンスを作り出せること、それが一番の醍醐味ではないでしょうか。

4人の繁忙期グラフ

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