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1本の映画ができるまで

営業
山木浩平
映画営業部 映画営業室 2014年入社

映画を映画館に売るためのセールス業務を行います。興行会社との商談、上映回数の調整から担当地区の地方プロモーション、売掛金の回収など、広く業務を行い東宝の収益の多くを担っています。

営業・山木の繁忙期グラフ

  繁忙レベル 主な仕事
2016年10月 レベル40 本社映画営業部配属となり、セールスとして担当地区をもつことに!担当地区の勉強をしながら、日々のセールス業務に励む。
2016年11月 レベル40 担当する岩手県、秋田県、山梨県のマーケットを勉強するため劇場を見学。そして『君の膵臓をたべたい』を含む2017年夏作品のブッキング劇場を決定。
2016年12月 レベル20 2017年のラインナップ発表があり、各劇場に『君の膵臓をたべたい』などの2017年の注目作品をご紹介。
2017年1月 レベル40 この時期は担当地区にて他作品のプロモーションが多忙を極めるも、『君の膵臓をたべたい』に関しては一旦落ち着く。
2017年2月
2017年3月
2017年4月 レベル60 担当地区のテレビ局担当者を招いて、『君の膵臓をたべたい』を含む夏作品のプレゼンテーションを実施。ご当地企画の実施に向け各所と調整。
2017年5月 レベル60 別作品のプロモーションの準備に追われながら、日々のセールス業務。
2017年6月 レベル100 担当地区の変更があり、東北6県と山梨県を担当することに。各地を飛び回ってマーケットの勉強をしながら、ご当地企画の最終調整。
2017年7月 レベル100 いよいよ公開!『君の膵臓をたべたい』主演の浜辺美波さん、北村匠海さんをお連れし、宮城でプロモーションを実施。
2017年8月以降 レベル100 公開後が営業部の腕の見せ所!より多く、より長く上映してもらうために、最大限のセールス活動!同時に売掛金の回収という、営業で最も重要と言える業務も。

2016年11月

東宝の映画営業部の中でも実際に興行会社と商談し、映画を「売る」業務を担当する人間をセールスと呼ぶのですが、東宝のセールスは基本的には都道府県ごとの地区で担当者を分けています。2016年の10月に映画営業部配属となった私は、秋田県、岩手県、山梨県の担当になりました。
担当エリアとなった映画館にご挨拶も兼ねて視察へ向かいます。東宝のセールスの強みの一つは「エリアごとの興行会社、映画館との連携の強さ」にあると言えます。取引先ごとに営業を行うこともありますが、作品ではなくエリアで担当を分けることでより地域に根差し、その土地の客層に合った提案をいち早くすることができます。その結果、興行会社と深い信頼関係を築くことができるのです。
また、この時期にブッキングも開始しました。「ブッキング」とは、映画を上映することを興行会社と契約することを指します。公開してから何週間上映するか、興行に関する諸条件を劇場担当者と交渉します。この交渉が早めに進むと公開までの宣伝の業務が早くから動き出せるので、作品全体の戦略を練りやすくなります。何よりも動き出しを早く!これが一番重要です。

2017年6月

この月から新たに担当エリアが増え、東北6県と山梨県の計7県を担当することになりました。新たに増えたエリアの劇場視察のため、この時期は毎週のように東北出張でした。現場を見ないとマーケットの状況を具体的に把握することは絶対にできません。その映画館はどんな商業施設に組み込まれているのか、週末にはどのようなお客様が集まるのか、映画館周辺にはどのようなお店があるのか、客層はどうかなど、その映画館だけではなく周囲の情報も自分の目で見て確かめることが重要になります。
また、作品の映像素材を提供し、各エリアの地元企業や団体のCMとタイアップをするといったご当地企画の提案も同時並行で進めました。こうした宣伝に関連する地方でのプロモーション業務をセールス担当が行うこともあります。

2017年7月

各地での宣伝展開の進捗状況を確認しつつ、宮城でキャストが稼働する取材キャンペーンを行いました。テレビ局、新聞社、地元のフリーペーパーといった各種媒体の方々に取材の依頼をし、当日のスケジュールを組んだり、取材場所の確保をしたりと調整しました。また、取材の際の質問事項の確認など、事前に媒体の方々やキャスト・スタッフと情報共有をし、当日の進行がスムーズにいくよう早め早めに準備をしていきます。もちろん当日はキャスト・スタッフの方々と一緒にプロモーションに帯同するので、公開まで息つく間もない忙しさが続きます。

2017年8月以降

無事に映画が公開したら終わりというわけではありません。むしろここからがセールスの真骨頂と言っても過言ではない業務が待っています。大きくは2つあり、1つは興行会社との上映回数、上映期間の交渉です。より多く、より長く上映することで東宝の配給作品をお客様に選んでもらう機会を少しでも増やすことができます。『君の膵臓をたべたい』をアピールするために作品に関する様々な情報を興行会社に提供しつつ、作品の推しドコロをうまく伝えることで、結果に結び付けていきます。そしてもう1つは映画を上映した映画館からお金を回収する業務です。ブッキングの段階で興行会社と契約に基づいて料率を定め、東宝に支払ってもらうパーセンテージを決めておきます。映画が公開した後は興行収入に前述のパーセンテージをかけた金額を算出し、映画料(売掛金)の回収をします。回収までの一連の業務に誤りや滞りがないか、月末の締めに向けて金額が正しく算出できているかなどを担当エリアの全映画館分確認します。こうしてやっと営業として会社に利益をもたらすことができるのです。

この仕事の醍醐味

この仕事の醍醐味は、映画ビジネスの最前線に立てることだと思います。映画が実際に公開されて、どれくらいのお客様にご覧いただいたか、どれくらいの利益が生まれているかを日々追いながら、より長く、より多く作品を上映してもらうよう交渉するというのは、責任ある重要な仕事だと思っています。担当する各地の劇場や媒体と協力しながら、宣伝プロモーションを行い、作品を大きく育てていくことができるこの仕事は、責任感も大きいですが非常にやりがいも大きいと思います。また、映画を通して様々な場所でたくさんの人に出会うことができ、新たな関係性を築いていくことができるのも、セールスの醍醐味のひとつかもしれません。

4人の繁忙期グラフ

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