Close
シゴトを知る

演劇

企画・制作から興行まで手がけ、「ライブ」の醍醐味を観客に届ける

○演劇部

演劇部では、ミュージカルからストレートプレイまで幅広いジャンルの作品を企画・制作し、当社直営の帝国劇場・シアタークリエを中心に、東京の日生劇場、名古屋の御園座、大阪の梅田芸術劇場、福岡の博多座などでも公演を行っています。このほか全国巡回公演にて、良質な演劇ソフトを全国のお客様に届ける試みにも力を注いでいます。

近年の主な作品には、帝国劇場公演として、1987年の日本初演以来進化し続け、2017年に30周年を迎えた『レ・ミゼラブル』、世界中でロングランを続けている日本初上陸のミュージカル『ビューティフル』、大ヒットメーカーであるミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイが作詞・作曲の日本オリジナルミュージカル『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』、少女漫画の金字塔をミュージカル化した『王家の紋章』、堂本光一主演の『Endless SHOCK』、シアタークリエでは『RENT』『ジャージー・ボーイズ』『ピアフ』など、名作・話題作を多数送り出しています。

1911年3月に日本最初の洋式劇場として誕生した帝国劇場は、2011年で開場100周年を迎えました。「時代を象徴した劇場」をコンセプトとして、歌舞伎、邦楽といった日本の伝統舞台はもとより、クラシックバレエ、オペラ、ブロードウェイ・ミュージカル、宝塚歌劇、ストレートプレイ、映画上演など、これまでジャンルにとらわれないさまざまなエンターテインメントを世に送り出してきました。
2007年に開場したシアタークリエと共に、これまでも、そして今後もお客様に愛される作品を上演し続けていくことが、東宝演劇の使命と考えます。

帝国劇場『レ・ミゼラブル』シアタークリエ『RENT』

○一本の舞台が出来上がるまで

企画製作グループ
企画編成室
企画の種を集約する

一本の舞台を作り上げる「出発点」となるのが企画編成室です。社内発の新規企画、人気演目の再演計画、他社との共同作品など、数多くの上演企画が企画編成室に集約されます。その中から、どのタイトルをいつ、どの劇場で、どれくらいの期間上演するのが最も効果的なのかを決定し、具体的に企画を進めていきます。

国際室
海外との窓口

海外の事務所と連携し、ブロードウェイやロンドンのウェストエンドをはじめ世界中の情報をいち早く収集、海外作品の日本における舞台化権を獲得するための交渉の窓口となります。ほかに、海外スタッフやゲストの招聘業務や、東宝オリジナルミュージカルの海外へのライセンス窓口としても機能しています。
2006年11月に世界初演を迎えた、ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイコンビによる、東宝オリジナルミュージカル『マリー・アントワネット』は、ドイツ、韓国、ハンガリーへのライセンスを成功させ、2018年に満を持して日本再演となりました。

プロデューサー室・製作管理室
企画を立体的にする

上演が決定した企画の実際の舞台づくりをはじめます。原作ものを舞台化する場合には、その出版元や原作者の許可を得るべく交渉し、メインキャストの選定、出演交渉も行います。舞台というプロジェクトのさまざまな権利や条件を整えながら、実際のセットの制作や出演者の稽古にも立ち会い、制作現場をフォローしていきます。こうした作業を積み重ね、初日の幕が上がるよう統括するのがプロデューサー室の業務です。
また舞台の製作にあたっては制作予算の編成、管理も必要な作業です。一口に「舞台づくり」といっても、出演者のほかに美術・照明・音響・大道具・小道具などの多くのスタッフが関わっています。その人件費、キャストの出演料、舞台のセット作りに関わる費用は莫大です。これを予算の枠内に収まるようコントロールすること、そして無事に千穐楽の幕が下りるまで舞台裏とプロデューサーを支えるのが製作管理室の業務です。

事業推進室
作品を販売する

東宝の直営劇場以外で公演を行う場合、演劇部の作品を外部の劇場に「売る」ことになります。日本全国の劇場に作品を販売するという、その名の通り「営業」としての業務のほか、社外公演の「企画」「制作」の業務も担っています。その他、公演のスポンサー獲得や、マーケット拡大、新しい顧客の開拓などを行います。各地方の特色や傾向を見極めつつ、ビジネスとして演劇のより大きな可能性を探る、チャレンジング・スピリット溢れる部門です。

営業戦略グループ
宣伝室
いかにお客様と劇場を結びつけるか

チラシ、ポスター、ホームページ、あるいは新聞や雑誌に掲載する広告などの宣伝素材を発案・制作する他、製作発表をはじめとする記者会見を立案進行するなど、さまざまなパブリシティ活動を通じて公演情報を発信していくのが宣伝室の仕事です。上演中の作品については勿論のこと、はるか先に上演予定の作品も見据えながらこれらの作業を行っていきます。

いくら上質な作品を作っても、その良さをアピールし、公演に関する情報を多くの人に知ってもらわなければお客様に劇場まで足を運んでいただくことはできません。そのためにあらゆる宣伝手法を駆使するのですが、そのためにも、俳優、芸能プロダクション、プロデューサー、テレビ・雑誌などのメディアの関係者、広告代理店等と広く、そして深く付き合っていくことも重要です。

営業監理室
ビジネスの視点から興行を支える

演劇部の管理部門的な役割を担います。長期予算の作成、予算・実績管理、各公演の支払・入金業務などに加え、設備投資の立案・実行なども行っています。

劇場
心のこもったおもてなしを

100年を越える歴史と伝統を誇る帝国劇場と、開場10周年を迎え新しい挑戦を続けるシアタークリエで、初日から千穐楽まで毎日お客様に心のこもったおもてなしをしています。

また興行収入の管理や、宣伝室と連携を取りながらのチケット販売戦略の立案・実施、接客を担うアルバイトの指導など、その業務は多岐に渡ります。一人でも多くのお客様に劇場へ来ていただき、そして再びご来場いただけるよう、さまざまな営業活動を繰り広げています。

○日本演劇界の歴史に刻まれる名舞台

初演 タイトル
1951 モルガンお雪
1958 ウェスタンカーニバル
1959 がめつい奴
1961 放浪記
1963 マイ・フェア・レディ
1965 王様と私
1966 風と共に去りぬ
1967 屋根の上のヴァイオリン弾き
1969 ラ・マンチャの男
1974 宝塚歌劇 月組 ベルサイユのばら
1980 NINAGAWA マクベス
1987 レ・ミゼラブル
1992 ミス・サイゴン
1998 ローマの休日
2000 エリザベート
2002 モーツァルト!
2006 マリー・アントワネット
ダンス・オブ・ヴァンパイア
2007 恐れを知らぬ川上音二郎一座
2008 RENT
ルドルフ ザ・ラスト・キス
2009 パイレート・クィーン
2010 キャンディード
2011 三銃士
ピアフ
2012 ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~
2013 next to normal
2014 レディ・ベス
2015 貴婦人の訪問
2016 1789 ―バスティーユの恋人たち―
王家の紋章
ジャージー・ボーイズ
2017 ビューティフル
2018 ナイツ・テイル

関連情報

演劇部 企画製作グループ プロデューサー室
塚田 淳一

2018年初演となった『ナイツ・テイルー騎士物語ー』にプロデューサーの1人として参加しました。多くのスタッフと打合せを繰り返し、舞台美術や衣装などを予算の中で、ゼロだったものをカタチにしていく作業の担当です。予算という“数字”と演出という“芸術”が絶妙なバランスを保ち、そして、何よりも「お客様に喜んでもらえる素晴らしい作品をお届けする」という最終目標に向かって、たくさんのスタッフ、キャストが一丸となって舞台を作り上げていきました。